ユニバーサルな道具たち(5)命を守る衣料品

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突然ですが、目の前で火災を発見したら、あなたならどうしますか。まず誰もが考えることは逃げることだと思います。それから消すことができそうな小さな火災なら自ら消そうとし、あるいは、とにかく119番に連絡することを考えるかもしれません。そこが外出先ならば単なる野次馬になれるかもしれませんが、自分の家だったりしたら大変です。

身近に起こった火災ならば、もっと深刻な事態も予想されます。目を覚ましたら火災が起こっていた、とか、ストーブを倒してしまい眼前で炎が燃え上がったとか、直接に自分の体に被害が及ぶ場合です。そんな時、普段なら身体を寒さや衝撃から守ってくれる布団や衣服が、たちまち凶器に変わることがあります。それらが燃え上がるのです。

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ユニバーサルな道具たち(4)食中毒防御法

食中毒

食中毒といえば、梅雨時のジメジメした季節を連想してしまうけれども、生活環境や食生活が多様化してしまった今、その脅威は年間を通して注意しなければならないものになった感がある。数年前の「O157」騒動を例に出すまでもなく、食中毒の危険性はいつも私たちの暮らしに密着して潜んでいるのだ。時には命に関わる問題として。

テレビや新聞紙上を賑わせるのは旅館やレストランで出された料理が原因になる集団食中毒だが、実は、ニュースにはならないけれど、毎日食べている家庭での料理が原因の食中毒も、その危険性は何も変わらない。症状が軽かったり、発症する人数が少なかったりで、風邪とか寝冷えなどに間違われやすいが、中には重症になる場合もある。

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ユニバーサルな道具たち(3)見える空気、見えない空気

エアコン

時の経過につれて、生活が限りなく便利になり続けるものではないことを、何年か前から私たちは気づき始めています。確かに電化製品の進化で便利になっていくものもあるけれど、逆に、そこから不便さが生み出されてくることも実感されるようになりました。便利さを追いかければ不便さを負うようになる。未来の生活も決して楽ではないようです。

たとえば冷房です。日本の夏の湿度の高い暑さを考えれば、冷房の家庭への普及は、寝苦しさの解消も含めて、多くの人の健康保全に役立っています。ところが、その冷房のせいで、夏でも冷え性に悩むという人が現れてきました。また、冷房された部屋から暑熱の外部への出入りを繰り返すことで神経性の病気になってしまう人もいます。

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ユニバーサルな道具たち(2)やっぱり風呂が好き

バスルーム

風呂が好きである。おそらく日本人の中で「私は風呂が大嫌いで」と挨拶できる人間は少ないに違いない。家庭風呂はともかく、銭湯、温泉、露天風呂とあげて、広い湯船で手足を伸ばすあの安堵感は、何物にも代えがたい気さえしてくる。お年寄りならずとも「極楽、極楽」と定番の言葉を吐きたくなってしまう。まさしく一日一回の「癒し」だ。

ところが、そんな愛すべき風呂であるが、見方を変えるとたちまち危険がいっぱいの要注意ゾーンに変貌してしまう。脳にせよ心臓にせよ、急激な温度変化は命に関わる疾病の引き金になりやすいし、濡れた床は転びやすく、また残したお湯での幼児の事故も常に注意していなければならない。この風呂の合わせ持つ明と暗の違いは特別だ。

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ユニバーサルな道具たち(1)車椅子でお墓参りをすること

日常的に車椅子を使う人たち

日本は気候的にも文化的にも四季の区別がはっきりしていて、生活の中で、それぞれの季節にあった営みが繰り返されています。それは春の花見、秋の月見に代表される衣食住すべてに関係する社会のイベントです。日本でのユニバーサル全般を考える時、この季節のイベントへの参加を抜きにはできません。そして、お墓参りもその一つです。

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木に生るコラム(10)電車に乗る風景

満員電車

電動車いすで電車に乗るためには、駅員に電車とホームの間に鉄板の渡し板を敷いてもらわなければならない。その時の、他の乗客の表情がおもしろい。

ちょっとした都会の駅ならば、ホームには電車の入り口の停止線が描かれていて、乗客はそれに沿って並んで待っているけれど、田舎の駅では、そうはいかない。本数が少なく車両も短い普通列車が到着するたびに、待合室やベンチから入り口を追いかけるように乗客が流れる。早く入って座席を確保しようというわけだ。

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木に生るコラム(9)ここにもある楽しみ

ITを使う

とうとう我が家のパソコンに届く一日のメールの量が150通を超え、時には200通を超えることも稀ではなくなった。こうなると読むのも大変、簡単に2,3時間を費やしてしまう。そこには大事なメールもあるけれど、スパムメールも大量に届く。おおよそだけど、三分の二はその場で削除してしまうかもしれない。これだけで考えれば、ほんと、時間の無駄だ。

こんなにメールの量が増えてしまったには、やはり原因がある。一つは、いわゆるポイント付のメールやクジ付のメールを多く登録していること。実は、はたして働けない障害者がこれだけで小遣い稼ぎができるだろうか、という個人的な実験的興味で始めたのだが、めいっぱい登録しても年に一万円程度にしかならず、通信費にも満たないことが分かっている。時間の浪費だからそこで止めればいいのだけれど、未だに止められないでいる。

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木に生るコラム(8)補助犬法と「その手の人間」

ダメです!

障害のあるなしに関わらず「その手の人間」というのはいるもので、時に、絶大な悪影響を及ぼしてしまうから恐ろしい。

伊勢の内宮に「おかげ横丁」という人気のスポットがある。昔の町並みを模した一帯で安くて旨いものが食える。入場料なんてないから、ブラブラ歩くだけならすべてタダ。ただし、昔の建物の再現だから、ものを食う場所にしてもどうしても座敷が多くなってしまう。なかには、座敷だけの食い物屋だってある。

最近、このおかげ横丁に盲導犬を連れた「その手の人間」が現れたらしい。

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木に生るコラム(7)慣れと変化

ハートの木

まずは漢字の話から。
そう、「話」の話なんです。

「話」という漢字、単独の名詞で使われる時は「し」という送り仮名は付けてはいけない。「君の話は長い」であって「君の話しは長い」ではない。少なくとも自分はそう習ったし、プロの作家はこのルールはちゃんと今も守っている。

ところが最近、このルールが堂々と破られるようになった。

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木に生るコラム(6)明日も電車に乗って

ホームに入ってくる電車

不思議なことがある。
地元の私鉄電車に車いすで乗れるようになってから大分時間が経つと思われるのに、同じ路線を走るJRでは一向にその気配がないことだ。車両に乗るどころか、駅舎に入ることさえままならない。

たいそうな書き方をするなら、市場経済原理では一方が新しいサービスを始めたなら、他方もそれに追随して競争するのが同業種間では当たり前だと思う。それをしない企業は、遅かれ早かれ衰退する。

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